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一般的にジュエリーと聞くと「ダイヤ」などの宝石のついた高価なもので、
普段身に付ける手頃なものはアクセサリーと区別している人が多いです。
ジュエリーと聞くと「私には高価すぎる」「プレゼントで欲しい」ものと答える人がいるのですが、
アクセサリーにはスカーフやストール等も含まれるのでレザーやシルバーネックレスは
アクセサリーの部類ですがプラチナやK18はジュエリーになるわけです。
恋人からアクセサリーをプレゼントされるか、ジュエリーをプレゼントされるかで愛情を図る人もいますが、
どちらも相手を思うからこそ贈るもの。
今回はアクセサリーとジュエリーの違いを詳しく説明していきましょう。
アクセサリーからジュエリーへ
ネックレスは装身具の中でももっとも歴史が古いものです。
首に自分が捕った獲物の骨を身につける事で、力や強さを誇示していたようです。
その後は、呪術目的や祈りを捧げるために、天然石が使われ宝石を散りばめた
ジュエリーに変化していきます。
宝石を使ったジュエリーがメインになると、
アクセサリーとしてのネックレスはどんどん廃れていったと考えて良いでしょう。
アクセサリーは気軽に誰でも身に付けられます
アクセサリーは価格も安価な、メッキやレザー、シルバーの事です。
学生の人でも気軽に購入できるものが多く、最近トレンドのビーズネックレスもアクセサリーの一種です。
コットンパールを使ったネックレスもアクセサリーに入るので、
自分でカスタムしたり作ったりと自由な発想で楽しめます。
アクセサリーに含まれる、メッキや金属類は汗に弱く水に溶け出すので皮膚についてしまい
アレルギーを起こす事があります。
「金属アレルギー」の人は、このようなアクセサリー系のネックレスで被れやすいのですが
きちんとしたジュエリーであればその心配はありません。
敏感な人は手に触れただけでも反応してしまうので注意が必要です。
シルバーでも価格が違うのは何故?
シルバーはジュエリーではなく、アクセサリーの部類ですが男性のブランドを見ると
女性のジュエリーブランドと同じぐらい値段が高額です。
シルバー=安価ではなく、シルバーにロジウムメッキを施すと酸化を防ぐので高額になってしまいます。
ロジウムメッキを施したから、黒く酸化しないわけではなく長期的に汗や水に触れれば黒くなりやすいです。
シルバーアクセサリーを選ぶなら、ロジウムメッキを施した方が見た目にはきれいですが、
アレルギーを起こさないわけではないので注意してください。
ジュエリーは輝きを持っているもの
よく「アクセサリーって響きがカジュアルではないですか」と聞かれますが、
手袋やネックウォーマーもアクセサリーの1つとして考えます。
ジュエリーは、石が付いていたり宝石が付いているだけでなく「輝きをもっているもの」と
考えていただくと分かりやすいです。
光に当たると、美しい色や光を持ち輝きを増すのがジュエリーなんですね。
高価なネックレスはやっぱり違うの?
どの辺りから高価なネックレスと判断するかは微妙ですが、ラグジュアリーブランドのネックレスは
通常のジュエリーからみるとかなり高額です。
ジュエリーの中でも3万以下、5万以上、10万クラスと幅があるので
「同じジュエリーでどうして値段が違うのだろう」と不思議ですよね。
高額なネックレスのすべてがダイヤではありませんし、皆さんが耳にしたことのない
ジュエリーブランドでも軽く10万を越えるネックレスがあります。
これにはネックレスの素材、宝石、ブランドだけでなく
「どれくらい生産されるか」でも値段が違ってくるのです。
たとえば有名なティファニーですが、たくさんのネックレスがあり値段も2万から
上は数十万、数百万と目眩がするものまであります。
オードリーヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」でも
「女性の憧れのジュエリーブランド」として描かれますが、
当時は庶民が手を出せるほどカジュアルなネックレスというのはありません。
現在の主力コレクションの「エルサ・ペレッティ」シリーズのオープンハートやビーン等は、
1970年代から登場しています。
もっと気軽に飾らないジュエリーを女性が身に付ける時代に突入したわけです。
同じオープンハートでも、シルバーとゴールドでは価格も違います。
ダイヤが入ればまた高額になります。同じネックレスでも素材や生産量で価格は変動しますし
金の価格でもネックレスの価値が変わるのです。
海外ブランドは高く国産は安いイメージもあるようですが、
これもデザイナーのネームバリューで変動するので一概に国産は安いとも言えないのです。
【ワンポイント】ジュエリーもアクセサリーも身に付ける人次第で違うもの
アクセサリーは安いから「安っぽい」でしょうか?
どんな安価なネックレスもファッションをより美しく素晴らしいものに見せれば高価に見えます。
ファッションモデルが安いネックレスをつけても高そうに見えるのは、
そのネックレスの良さを引き出すコーデが出来ているからです。
確かに高価なネックレスは豪華で美しいですが、
高いから良い安いから良くないものではなく、自分が好きだと愛情を持てばどんなアクセサリーも
ジュエリーに負けない輝きを引き出してくれるのです。