同じアジアの文化もところ変われば異国の香りが漂い「どこか懐かしいような」不思議な気分になる。エスニックの魅力は、自然と溶け合うことができるナチュラルアクセサリーであるからこそです。日本のイメージが「着物」であるように、土着的な意味合いの強いファッションやアクセサリーはエスニックと呼ばれています。

どんなスタイルにも馴染みやすいエスニック系ブランドは、アクセサリーだけでなくファッションも注目度が非常に高いもの。いつものカジュアルスタイルに、プラスしてどんどんおしゃれを楽しみましょう!
■エスニック系レディースブランド
ファッションブランドの中には、シーズンでエスニックを取り入れたものもありますがエスニックなデザインを常に発信するブランドも増えてきました。同じエスニック系でもそれぞれに特徴があり、個性がはっきりしているので自分に馴染むブランド探しから始めましょう。
▽チャイハネ
全国に店舗を展開するチャイハネは、実は「トルコ語」寄合茶屋を意味します。人種を問わず世界のフォークロアを集めたのがチャイハネ。
フォークロアとは、古くから伝わる風習や伝承などを研究した学問のことで、チャイハネは、フォークロアを日々探求しながらアクセサリーに応用させているわけですね。とくにバックやアクセサリーのクオリティが非常に高く、ピアスやネックレスなど1000円から揃っているのも魅力です。
▽マライカ
世界中で受け継がれてきた伝統の素材や手仕事を、現代に継承するのがマライカ。
固定ファンが常におり、手刺繍や手織り、絞り染めなど伝統的技法を天然素材を使って展開しています。民族衣装に一定のクオリティーを保っており、色々な衣装を楽しむことが出来ます。また、日本の伝統である「着物」に通じるものもあり、幅広い年齢層に支持されています。
▽チチカカ
中南米の民芸品販売をメインに販売していたブランドですが、現地から輸入したストールなどのアクセサリーがブームの火付けとなりました。
現地の生産者と直接提携し、中南米の独特なデザインを日本人向けにアレンジしているために既存のスタイルに取り入れやすくなっています。ガチガチのエスニックファツションではありませんので馴染みやすいのがポイントです。
▽ティントン
エスニックとアジアン系ファッションを中心としたブランドで、主にタイ・ネパールなどのアジアンテイストの商品を得意としています。
比較的シンプルなデザインをメインとしていますので、エスニックファツション初心者も馴染みやすくおしゃれが楽しみやすいです。引っかけるデザインのフック式エンドパーツネックレスも多いので自分でカスタマイズしたりと楽しむことも可能。
▽アジャラ
主にアジアン雑貨を取り扱っていますので、日本人にも馴染みやすい柄やデザインがメインのアジャラ。タイ・インド・ネパール・インドネシアの伝統的な雑貨やアクセサリー、染の入ったシャツやパンツがズラッと並んでいるので、店内に入るだけで旅行気分を楽しめます。
商品は現地での買い付け品だけでなく、オーダー品もありますので「アジャラでしか手に入らない」1品ものに出合うことができるかもしれませんよ。
▽マーライ
エスニックは可愛いけれど「子供っぽく見えてしまう」と大人になると、なかなか手に取る事が少なくなっていきます。大人でも楽しむことができるエスニック商品をたくさん取り入れているのがこちら。生地もしっかりしていますので、大人が着用してもカジュアル過ぎず落ち付いた雰囲気になるのもポイントです。
中でも、モン族・ナガ族・リス族に伝わるエスニック刺繍製品やカレン族のシルバーアクセサリー、タイやミャンマーの山岳民族のアイテムなどすべてが本格的でエレガント。価格的には他のエスニック系ブランドよりも少々高額ですが、シックなデザインも豊富に揃っていますので大人になってもエスニックを楽しむことができるんです。
▽ゴア
エスニック商品はすべてハンドメイドの1点もので、色などのでかたもそれぞれに個性があるのがゴアの特徴。オリジナルのブランドも幾つかあるので、デザインや価格、イメージから自分の好きな商品をチョイスできます。民族色が濃く、カラフルなファッションが揃っていますのでティーンに人気が非常に高くなっています。
アクセサリーは大き目でボリュームがあるので、リゾートファッションにもマッチしやすくなっています。モン族、ゴア族の山岳民族が日常的に身に着けている、伝統的なろうけつ染めや織物を使った生地のパンツやスカートは、大人のエスニックにピッタリです。アクセサリーはとに
かく安いので、あれこれと購入したくなってしまいますよ。
■まとめ
エスニック系スタイルは個性的でアクが強いイメージはありますが、海外でも非常に人気があり色んな国のデザイナーがインスピレーションを受けています。
そのためにデザイナー自らがエスニックファツションをデザインするブランドも増えてきており、アクセサリーはもちろんですがあらゆるアイテムから異国が漂います。まずはシルバーやビーズのアクセサリーから始まり、ストールやブーツなどの身近なものへと繋がります。
知らない土地の文化を知るには、その土地に根付くものを身に着けたり触れるのが一番と言われています。エスニックには抵抗がある人も、たくさんのブランドの中から自分だけの何かを探し出してみてはどうでしょうか。